夫婦生活に欠かせないセックス。でも、結婚してどのくらいの頻度で行うのが普通なのか、いつまで続けられるものなのか、気になるところですよね。
ここでは、夫婦のセックスの平均的な頻度や、年齢による変化など、気になる夫婦事情についてご紹介します。自分たちの夫婦生活を振り返るヒントにしてみてくださいね。
1. 夫婦のセックスの頻度の平均は?
まずは、夫婦のセックスの頻度について見ていきましょう。平均的な夫婦では、どのくらいの頻度でセックスをしているのでしょうか。
新婚夫婦の場合
一般的に、新婚夫婦のセックスの頻度は高めと言われています。結婚したばかりの時期は、週に3~4回程度セックスをするカップルが多いよう。お互いを深く知り合う大切な時期だからこそ、体の結びつきも求められるのでしょう。新鮮な快楽に夢中になる、ラブラブな新婚生活がうかがえます。
子供ができると頻度は減少
しかし、子供ができると状況は一変します。育児に追われる日々の中で、セックスの頻度は著しく減少するのが一般的。「子供が寝ている間に…」と時間を見つけるのも難しく、月に1~2回程度になるご夫婦も少なくないのです。パートナーとの時間より、子供を優先せざるを得ない現実があるようです。
子育てが落ち着くと再び増加
一方で、子育てが一段落すると、再びセックスの頻度が増加傾向を見せるそうです。子供の手が離れ、夫婦の時間が取り戻せるようになると、月に2~3回程度のペースに。育児の疲れから解放され、パートナーとの心と体のつながりを取り戻すカップルが増えるのでしょう。セックスを楽しむ心の余裕が戻ってくるのです。
2. 年代別に見る、夫婦のセックスの頻度
夫婦のセックスの頻度は、年齢によっても大きく変化します。ここでは、年代別のセックスの頻度について詳しく見ていきましょう。
20代夫婦の場合
20代の若い夫婦は、やはりセックスの頻度が高いと言われています。新婚ホヤホヤの時期でもあり、週に2~3回はセックスをするカップルが多いよう。性的欲求が強い時期だからこそ、お互いの体を求め合うのは自然なこと。若さ溢れるセックスライフを謳歌する姿が想像できます。
30代になると頻度は減少気味
しかし、30代に差し掛かると、セックスの頻度は徐々に減少傾向を見せます。仕事や育児に追われる毎日の中で、月に2~3回程度のペースが一般的なよう。子育てに手が掛かる時期でもあり、夫婦でゆっくり過ごす時間を作るのも一苦労。それでも、工夫して時間を見つけ、親密な関係を保とうと努力するカップルも多いようです。
40代以降は個人差が大きい
40代、50代と年齢を重ねていくと、セックスの頻度には個人差が出てくるのが特徴。月に1~2回のペースを保つ夫婦もいれば、ほとんどセックスレス状態のカップルもいるのだとか。体力の衰えや、性欲の減退など、加齢に伴う体の変化が影響しているのかもしれません。ただ、年を重ねても、工夫次第で充実したセックスライフを送ることは十分可能。心と体の健康が、カギを握っているようです。
3. セックスレス夫婦の割合とその理由
一方で、セックスレス状態に陥っている夫婦も少なくありません。全国の夫婦の約4割が、セックスレスだと言われているのです。では、なぜセックスレスになってしまうのでしょうか。
男性側の理由
男性がセックスを避ける理由としては、「仕事や人間関係のストレス」「体力の低下」「パートナーとの関係悪化」などが挙げられます。特に、仕事のストレスから性欲が減退してしまうケースは多いよう。心身共に疲れ切った状態では、セックスどころではないのかもしれません。パートナーとの関係改善も、セックスレス解消のカギとなりそうです。
女性側の理由
一方、女性の場合は、「育児の疲れ」「体型の変化」「パートナーへの不満」などが理由として挙げられるようです。出産後の心身の変化に戸惑い、性的欲求が減退する女性は少なくないのです。また、家事や育児に追われる中で、パートナーとの関係もおろそかになりがち。夫婦の絆を取り戻すことが、セックスレス解消への第一歩となるでしょう。
コミュニケーション不足が原因に
そして、セックスレスの原因として最も多いのが、夫婦のコミュニケーション不足。性的な悩みを相手に伝えられず、一人で抱え込んでしまう。そんな状態が長く続くと、自然とセックスから遠ざかってしまうのです。お互いの気持ちを率直に話し合う姿勢が、セックスレス解消への近道と言えるでしょう。
4. 充実したセックスライフを送るためのヒント
夫婦でいつまでも充実したセックスライフを送るためには、どんなことに気をつければ良いのでしょうか。心と体の健康が、カギを握っています。ここでは、セックスを長く楽しむためのヒントをご紹介しましょう。
コミュニケーションを大切にする
良好なセックスライフのためには、何よりもコミュニケーションが大切。性的な悩みや欲求を、恥ずかしがらずに相手に伝えること。「もっとこうして欲しい」「あれが苦手」など、お互いの気持ちを率直に話し合うのです。言葉を交わすことで、より深い心の結びつきが生まれるはずです。
ストレス発散と体調管理を心がける
そして、日頃からストレス発散と体調管理を心がけることも重要です。仕事や育児に追われる毎日の中で、適度な運動やリラックスタイムを取り入れるのです。心身共に健康でいられれば、セックスへの意欲も自然と湧いてくるはず。無理せず、自分のペースでケアを続けることが大切ですね。
マンネリを避ける工夫を
長年連れ添う中で、セックスがマンネリ化してしまうのは避けられないもの。だからこそ、日々の生活の中で、マンネリを避ける工夫が必要不可欠。「今日はこんな体位を試してみよう」「こんな場所でしてみたい」など、新しい刺激を取り入れるのです。ちょっとしたスパイスが、セックスに新鮮な興奮をもたらしてくれるはずです。
まとめ
夫婦のセックスの頻度は、それぞれのライフステージによって大きく変化するもの。新婚当初は週に3~4回と高めの頻度だが、子育て真っ只中の時期は激減。それでも、子供の手が離れると再び増加に転じる傾向があります。年代別に見ても、20代の若い頻度の高さに対し、30代以降は徐々に減少。40代、50代では個人差が大きくなるようです。
一方、セックスレス状態の夫婦は全国で約4割。男性は仕事のストレスから、女性は育児の疲れから性欲が減退するケースが多いよう。でも、最大の原因は夫婦のコミュニケーション不足。お互いの気持ちを伝え合うことが、セックスレス解消への一歩となるはずです。末永く充実したセックスライフを送るには、コミュニケーションを大切にし、ストレス発散と体調管理を心がけること。そして、マンネリを避ける工夫を重ねることが何より重要。パートナーとの心と体の絆を育みながら、いつまでも親密な関係を築いていきたいものですね。